鉄道模型 急行「天の川」スユ16を作る その1

天の川とEF58
かって昭和51年10月から8年間、上野-秋田間を走る20系の寝台急行列車があった。それが「天の川」である。
自分は一回も見る機会に恵まれなかったが、模型で再現することはいくらでも可能。
この列車編成はKATOの20系で再現することができる。機関車は上野-水上間をEF58上越ブルー形が担当していた。今回はこの編成を再現してみたい。
実際本とかでは見たけど、20系と郵便車併結した列車をEF58が引く姿って格好いいもんですよ。20系とEF58上越形ブルーは用意できたが、郵便車スユ16はキットを組み立てるしかないので、今回はその制作記です。

急行天の川とは


昭和38年10月に上野-新潟間の夜行準急の急行格上げによって誕生した。昭和47年に羽越線経由秋田まで延長した。その経緯から時刻編成は上野-新潟を基準としている。 上越新幹線開業に伴い昭和59年に廃止。20系は昭和51年10月に登場した。そのときの編成等は下記の通り。

803レ上野22:38→秋田10:24
802レ上野5:55←秋田17:47
所要時間11時間46分、距離603.5km、評定速度時速51.3km(803レ)

機関車 スユ16 カヤ21 ナロネ21 ナロネ21 ナハネ20 ナハネ20 ナハネ20 ナハネフ23(ナハネ20) ナハネ20 ナハネ20 ナハネ20 ナハネフ22(ナハネフ23)

←上野-秋田→(新潟-秋田間は逆編成)
尾久客車区(北オク)、郵便車(新ニイ)、新郵1
ナハネフ23、ナハネフ22はそれぞれナハネ20、ナハネフ23編成の場合がある。

機関車 上野-水上 水上-石打 石打-新潟 新潟-酒田 酒田-秋田
803レ EF58(長岡) EF58+補機EF16 EF81
802レ EF58 EF58+補機EF16 EF58 EF81 EF81


他にも数々の編成があります。

S54/3/28  803レ 上野→秋田
EF58 107 スユ16 2007 カヤ21 21 ナロネ21 147 ナロネ21 143 ナハネ20 364 ナハネ20 209 ナハネ20 346 ナハネ20 311 ナハネ20 225 ナハネ20 211 ナハネ20 319 ナハネフ23 6


S52/11/30  803レ 上野→秋田
EF58 72 スユ16 2005 カヤ21 10 ナロネ21 127 ナハネ20 138 ナハネ20 222 ナハネ20 110 ナハネ20 34 ナハネフ21 51 ナハネ20 42 ナハネ20 26 ナハネ20 243 ナハネフ23 4

(他にも天の川の編成はバリエーションがあるのですが、スユ16を対象にしている関係上ここでは割愛します。)

参考サイト
70年代後半の客車編成
http://reingold.infoseek.livedoor.com/index.html(リンク切れ)

スユ16はGMからスユ14(スユ16との差は床下暖房機有無)が発売されているのでそれを使用します。

平成13(2001)/5/10
last modified 平成24(2012)/5/14

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